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宏昌 2021/5/19 17:49
山口氏の「静かな語り」にはその社会現象を取り巻く政治的歴史的背景への洞察がしみ込んでいます
今回の論評から感じ取るのは、「アメリカ国民」の変質です。ラファイエット公園での出来事は「言い訳して誤魔化せる嘘」の横行です。幼い子供、一部の大人の中には「言い訳して誤魔化せる嘘」が平気な人もいます。社会組織の中でこのような「嘘が横行する」までには時間がかかっています。「嘘」が平気になるには、そのようにしつけられ「教育されてきた」ということです。
山口氏のワシントンDC便りからは、「アメリカの教育」の変質腐敗を嗅ぎ取ります。氏が述べられたアメリカ史の根幹に関する理解が現代のアメリカ社会を動かしている国民の愛国心を十分には育てていないのではないかという変質です。いつまでも学校での平常な授業再開を許さない全米教員組合の言動にも同様のことを感じ取ります。CCPは見事に「アメリカ国民を変質させた」、その結果が山口氏の目撃したワシントンDCの事実であり、「嘘」がまかり通る状況を正せないままにしている大統領選挙の惨状です。こんなことを感じております。
「奇形の超大国」アメリカの崩壊【山口敬之の深堀世界の真相㉜】
混乱の米国大統領選後、一見平穏を取り戻したようにも見える米国。しかし筆者が現地に赴いて見たのは、「正義と自由」が失われ、劣化したとしか思えない「奇形の超大国」の姿だった―