【『WiLL』11月特集号チョイ読み】国葬・統一教会 アベガーの俗論を 徹底粉砕!【阿比留瑠比】

『WiLL』11月特集号の一部をご紹介。あまりに視野が狭く内向きな論理で、恥ずかしい議論に終始している【『WiLL』2022年11月特集号初出】

あびる るい 
1966年生まれ、福岡県出身。早稲田大学政治経済学部卒業。90年、産経新聞社入社。仙台総局、文化部、社会部を経て、98年から政治部。首相官邸、自由党、防衛庁(現防衛省)、自民党、外務省などを担当し、第一次安倍内閣、鳩山内閣、菅内閣、第二次以降の安倍内閣で首相官邸キャップを務める。『総理の誕生』(文藝春秋)、『安倍晋三の闘い』(ワック)など著書多数。

恥ずかしい議論に終始

〝アベガー〟が安倍晋三元総理の国葬に対して反対・批判の声をあげています。それをみると、あまりに視野が狭く内向きな論理で、法律論的にもおかしく、恥ずかしい議論に終始している。もっと言えば難クセ、イチャモンばかり。週刊誌にしても自民党と旧統一教会との癒着・接点ばかり言い立てていますが、どれほどの意味があるでしょうか。
 彼らの主張をみてみましょう。

◆「昭恵夫人は国葬に難色を示した」のか
 光文社のネットサイト「SmartFLASH」に、次のような記事が掲載されました(8月27日投稿)。昭恵夫人は国葬に対して「難色」を示していたとし、7月、永田町関係者は光文社の記者に次のように伝えたそうです。

《死去の直後から、内閣や自民党幹部がすぐさま「安倍元首相を国葬に」と口にし始めましたが、その際に昭恵夫人の意志を確認していなかったようです。「妻である私に聞く前に勝手に国葬と言いだすなんて」という思いがあるのでしょう。実際に安倍家側からは国葬辞退の意向も出ているそうです》

 まったく事実に反する内容です。昭恵夫人は政府が国葬実施の相談をした際、「主人のためにそこまでしていただいて光栄です。謹んでお受けいたします」と明言しています。麻生元総理をはじめ安倍元総理の後援会幹部らは、昭恵夫人は辞退するのではないかと心配する声も上がっていましたが、素直に受け入れられた。
 ところが、ネット上で昭恵夫人が「難色を示している」と一度でも拡散すると、その話が事実であるかのごとく独り歩きしてしまう。昭恵夫人が使用しているSNSには便乗して「国葬辞退」を要求する声が投稿されたりしている。「難色」の記事を鵜呑みにするか、利用しているのです。(続きは本誌にて!)

『WiLL』2022年11月特集号(9月26日発売!)
◎『WiLL』2022年11月特集号目次
百田尚樹・門田隆将 本当は怖い中国を説いた安倍晋三―そして世界が動いた!―/石 平・野嶋 剛 台湾の危機は日本の危機 台湾人に愛国心を育ててしまった習近平 
安倍晋三元総理国葬儀大特集 
阿比留瑠比 国葬・旧統一教会 アベガーの俗論を徹底粉砕!/佐藤 優 旧統一教会問題 統一教会敵視キャンペーン―背後に共産党/島田裕巳 旧統一教会問題 そもそも何をやったのか―過信された影響力/岩田 温/白川 司 国葬ハンタイ! 辻元・蓮舫はジョージア大使の爪のアカでも煎じて飲め!/加地伸行 安倍元総理こそ国葬にふさわしい/髙山正之 朝日が生み育てた安倍晋三への〝殺意〟
安倍晋三ちょっといい話 さすが・ホロリ30話
ナザレンコ・アンドリー/山谷えり子/阿比留瑠比/呉 善花/篠田英朗/佐藤正久/岩田 温/和田政宗/西田昌司/将口泰浩/上念 司/ケント・ギルバート/小林ゆみ/橋本琴絵/高原あきこ/渡部玄一/白川 司/髙橋洋一/玉木雄一郎/福本ヒデ/竹田恒泰/城内 実/西岡 力/長尾たかし/加藤康子/和田秀樹/島田洋一/小野寺まさる/小川榮太郎/安倍元総理デジタル献花プロジェクト事務局(掲載順)
白川 司 国際政治・経済・外交 世界の専門家が絶賛した安倍政治