今年も8月9日が訪れ、76回目の平和祈念式典が長崎市松山町の平和公園で開かれた。しかし式典で行われた「人間の鎖」や被爆者の「(核兵器は)ダメだ」といった核廃絶のアピールは、客観的に見れば核廃絶と何ら関係がない。戦略爆撃を受けたパニックが、戦争終結から76年経っても「反核教育」などを通じて継続し、正常な判断ができなくなった「ある呪い」が日本人にかけられているというが、それは一体――。
戦後76年も続く"戦略爆撃"の恐怖――日本人にかけられてきた「ドゥーエの呪縛」【橋本琴絵の愛国旋律㊱】
今年も8月9日が訪れ、76回目の平和祈念式典が長崎市松山町の平和公園で開かれた。しかし式典で行われた「人間の鎖」や被爆者の「(核兵器は)ダメだ」といった核廃絶のアピールは、客観的に見れば核廃絶と何ら関係がない。戦略爆撃を受けたパニックが、戦争終結から76年経っても「反核教育」などを通じて継続し、正常な判断ができなくなった「ある呪い」が日本人にかけられているというが、それは一体――。