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【野口 健】安心・安全の五輪に「浮世絵入りコンドーム」とは…
いよいよ間近に迫った東京オリンピック。無事の開催とその成功を期待しているが、やはりこの特殊な状況下では不安が残るのもまた事実。選手向けの「浮世絵入りコンドーム」など些末なところでCOOL JAPANを演出するのではなく、政府や関係者は「安全・安心の五輪」に向けた具体策を今からでもはっきりと国民に対して発信すべきであろう―(『WiLL』2021年8月号初出)
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野口 健
1973年、アメリカ・ボストン生まれ。亜細亜大学国際関係学部卒業。16歳でモンブラン、25歳でエベレスト(ネパール側)登頂に成功し、7大陸最高峰の世界最年少登頂記録(当時)を達成。2007年には、チベット側からエベレスト登頂に成功。近年はエベレストや富士山に散乱するゴミ問題に着目した清掃登山、日本兵の遺骨収集活動など幅広く活動している。『落ちこぼれてエベレスト』(集英社)、『震災が起きた後で死なないために』(PHP研究所)など、著書・写真集多数。2021年4月には、最新刊『登り続ける、ということ。』(学研プラス)を上梓した。
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