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えざき みちお
1962年、福岡県生まれ。九州大学卒業後、月刊誌編集、団体職員、国会議員政策スタッフを務め、安全保障、インテリジェンス、近現代史研究に従事。『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』(PHP研究所)、『日本は誰と戦ったのか─コミンテルンの秘密工作を追及するアメリカ』(ワニブックス)、『アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄』(祥伝社新書)、百田尚樹氏との共著『危うい国・日本』(ワック)など著書多数。
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ひらい ふみお
1959年、長崎市出身。82年、立命館大学経済学部卒。同年、フジテレビジョンに入社。ワシントン特派員、政治部首相官邸キャップ、「ニュースJAPAN」プロデューサー等を経て、報道センター編集長、政治部長、報道局専任局長、解説副委員長を歴任し現職。2009年から17年まで「新報道2001」のコメンテーター。20年から立命館大学で客員教授、シンクタンク「創発プラットフォーム」で客員主幹研究員となる。現在は「FNNプライムオンライン」でコラム「言わねばならぬ」を発信中。「日本記者クラブ」企画委員も務める。

米国は撃たない

江崎 はじめまして。ご活躍はテレビなどで拝見しています。
平井 こちらこそ。
江崎 北朝鮮が連日ミサイルを撃ち、中国による台湾・尖閣有事が明日にでも発生するかもしれない。中露北という核を所有する国に取り囲まれている日本は米国という世界最強の同盟国を持っているとは言え、危機的な状況です。
平井 安全保障に関して、故・安倍晋三元首相は常に腐心していました。亡くなる2カ月前、ロシアが核を使用するのではないかと懸念が高まっていたころ、私は安倍氏と直接話す機会を得たのです。ロシアの軍事専門家による「ロシアが小規模の核を撃ったら、米国も撃ち返さざるを得ないのではないか」との発言が話題になっていたので、その話を安倍氏にぶつけてみました。
 安倍氏は即答、「米国は撃たないよ」。
江崎 なんと。
平井 安倍氏は「(核の)拡大抑止(自国の抑止力を他国の防衛・安全保障に対しても提供すること)にならないし、何千、何万人が死ぬのに米国は撃てない」と断言しました。
江崎 日本は「米国の核の傘に守られている」というのが建前ですが、安倍氏はそれは建前に過ぎないと断言していたわけですね。(続きは本誌にて!)
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『WiLL』2022年12月号(10月26日発売!)
◎『WiLL』2022年12月号目次
こんな人たちに負けられない!
決められない岸田総理に質問権を行使! 櫻井よしこ/防衛費増額、外国人の土地買い……加藤康子元内閣参与が岸田政権の参謀に迫る! 木原誠二・加藤康子/中国に大阪の土地が爆買いされている 添田詩織/総理、官僚には聞く耳不要です 小川榮太郎・阿比留瑠比/岸田政権秘挽回策―高市早苗命がけの告発を聞け 平井宏治/玉川徹ワイドショー・朝日に葬式を! 門田隆将・岩田 温/氷川政話 菅弔辞 空井北大教授の〝空々しいイチャモン〟 氷川貴之/安倍晋三の遺言 日本に核攻撃! でも「米国は撃たないね」 江崎道朗・平井文夫/「戦後」を終わらせた安倍晋三 坂元一哉/『インド太平洋戦略』日本を世界史の舞台に引き上げた外交政策 墓田 桂/オーストラリア アボット元首相に聞く 安倍さんは世界的重要人物 山岡鉄秀/疑惑の凶弾 二発は空砲だった 高田 純/台湾になぜ安倍総理の銅像か 張 吉雄
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バイデンの挑発 プーチンよ、核を撃て! 渡辺惣樹・福井義高 など

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