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フィフィ
1976年、エジプト・カイロ生まれ。テレビ、ラジオ、ウェブメディアで活躍中。2歳のときに家族で日本へ移住。中京大学情報科学部を卒業後に渡米し、帰国後に日本の音楽関連企業に就職。2001年、日本人男性と結婚し、05年には男児を出産。その後、ニックネーム「ファラオの申し子」としてタレント活動を開始。11年の「アラブの春」に際して綴ったブログで注目を集め、以来、国内外の社会問題について鋭い発言を続けている。18年、YouTubeチャンネル「フィフィ(FIFI)」を開設。チャンネル登録者数は39.2万人(2022年12月12日現在)。著書に『日本人に知ってほしいイスラムのこと』(祥伝社)、『おかしいことを「おかしい」と言えない日本という社会へ』(ともに祥伝社)などがある。
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おおたか みき 
1969年生まれ。フェリス女学院大学卒業。世界100カ国以上を訪問。チベットのダライラマ14世、台湾の李登輝元総統、世界ウイグル会議総裁ラビア・カーディル女史などにインタビューする。『日韓〝円満〟断交はいかが? 女性キャスターが見た慰安婦問題の真実』(ワニブックス)、『イスラム国残虐支配の真実』(双葉社)など著書多数。新著『「日本」を「ウクライナ」にさせない!」(ワック)が好評発売中。

安さには理由がある

大高 中国発のファッション通販サイト「SHEIN」が10代~20代の女性を中心に人気を集めています。11月13日には初の常設店舗「SHEIN TOKYO」が表参道にオープン。開店前にもかかわらず、150人以上の行列ができたそうです。
フィフィ 世界中で人気だとか。私もオープン数日後に行ってみましたが、やはり女の子同士や彼氏連れ、お母さんと一緒に来ている女の子がほとんどでした。
 人気の理由は、その「安さ」です。Tシャツが1枚300円、パーティードレスが1着2000円、アクセサリーが1個100円以下……おこづかいやバイト代など自由に使えるお金が限られている女の子にとっては、まさに救世主のような存在です。
大高 しかし当然、安価にはそれなりの理由があります。
フィフィ 現在、欧米メディアを中心にSHEINによるウイグル人の強制労働が疑われています。女の子たちの心をつかむ破格の値段は、人権侵害によって実現している可能性がある。日本でもネット上で問題視されています。
大高 その実態が英国の公共メディア「チャンネル4」と「The i newspaper」の潜入調査によって明らかになっています。公開された映像「Inside the Shein Machine: UNTOLD(SHEINマシンの内部:語られない事実)」は、2つの工場の内部を撮影したもの。それによると、SHEINの工場ではウイグル人が1日18時間も働かされ、休日は月に1日だけだとか。
フィフィ お風呂に入る時間もないので、休憩時間にトイレで髪を洗って、床でゴロゴロ雑魚寝しているといいます。(続きは本誌にて!)
『WiLL』2023年2月新春号(12月20日発売!)

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