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たかやま まさゆき
1942年、東京生まれ。東京都立大学卒業後、産経新聞社に入社。社会部デスクを経て、テヘラン、ロサンゼルス各支局長。80年代のイラン革命やイラン・イラク戦争を現地で取材。98年より3年間、産経新聞の時事コラム「異見自在」を担当。辛口のコラムで定評がある。2001年~07年、帝京大学教授。著書に『日本人よ 強かになれ──世界は邪悪な連中や国ばかり』(ワック)、共著に『核大国は氏素性の悪さを競う』(石平/ワック)など。
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すぎた みお
1967年、神戸市生まれ。鳥取大学農学部を卒業後、住宅メーカー勤務を経て、兵庫県西宮市役所に勤める。退職後、2012年、日本維新の会から出馬し、衆議院議員初当選。慰安婦問題やプレスコードなど数々のタブーに切り込み一躍注目を浴びる。他にも子育てや歴史外交問題に積極的に取り組む。17年、衆院選に自民党比例代表で当選。前総務大臣政務官。著書に『慰安婦像を世界中に建てる日本人たち』(産経新聞出版)、『韓国人の皆さん「強制連行された」で本当にいいの?』(櫻井よしこ氏との特別対談を収録、扶桑社)など。

総務大臣政務官辞任の経緯

髙山 杉田さんの総務大臣政務官辞任はとても残念でした。野党やマスコミの〝杉田バッシング〟は、異常な状況だった。
杉田 少し古い話で恐縮ですが、2022年12月末に辞表を出して、総務大臣政務官を辞任しました。8月に就任し、10月から臨時国会が始まり、その間、野党の議員からすごくたくさん質問が来たのですが、私の担務についての質問は、記憶しているかぎり1問でした。
髙山 誰かさんみたいに「所管外!」といえばよかったのに(爆笑)。
杉田 私の担務は統計や行政評価、行政管理でしたが、野党議員の方々からの質問のほとんどは私の過去の発言に関するものばかりだった。総務委員会や予算委員会だけでなく、他の委員会でも通告を受け、過去の発言についての答弁を求められることも少なくありませんでした。
髙山 ひどい話だね。
杉田 「差別したじゃないか」「謝罪しろ」「撤回しろ」の繰り返しでした。
髙山 僕から言わせれば自民党内も〝杉田イジメ〟に加担したように見えたけど。
杉田 私はそのように感じたことはありません。また、松本剛明総務大臣は最後まで私を庇(かば)ってくださいました。
髙山 そうだったんだ。
杉田 ただ、私もこれ以上ご迷惑をお掛けするわけにもいかなかったので、最後はLGBTに関する過去の寄稿については、謝罪、撤回しました。ところが、今度は、私が落選中だった2016年のブログの内容を引っ張り出されての非難が始まったのです。慰安婦問題で国連の人権理事会の女子差別撤廃委員会に行き、「慰安婦の強制連行はなかった」という主張をしていた頃のものです。(続きは本誌にて!)
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『WiLL』2023年5月号(3月24日発売!)

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