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たかやま まさゆき
1942年、東京生まれ。東京都立大学卒業後、産経新聞社に入社。社会部デスクを経て、テヘラン、ロサンゼルス各支局長。80年代のイラン革命やイラン・イラク戦争を現地で取材。98年より3年間、産経新聞の時事コラム「異見自在」を担当。辛口のコラムで定評がある。2001年~07年、帝京大学教授。著書に『日本人よ 強かになれ──世界は邪悪な連中や国ばかり』(ワック)、共著に『核大国は氏素性の悪さを競う』(石平/ワック)など。
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むろたに かつみ 
1949年、東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、時事通信社に入社。政治部記者、ソウル特派員、宮崎・宇都宮支局長、「時事解説」「時事評論」編集長などを経て定年退社。著書に『悪韓論』『日韓がタブーにする半島の歴史』(新潮新書)、『呆韓論』『ディス・イズ・コリア』(産経新聞出版)、『なぜ日本人は韓国に嫌悪感を覚えるのか』(飛鳥新社)などがある。

ろうそく好き韓国

髙山 岸田文雄首相が韓国を訪問し、3月に続いて短期間で2度目の首脳会談が実現した。
室谷 岸田首相は日韓の歴史認識について、1965年の日韓請求権協定ですべて解決済みとする歴代内閣の立場を踏襲(とうしゅう)しました。一方で、徴用工問題については「個人の思い」として、「私自身、当時の厳しい環境の下で多数の方々が大変苦しい、悲しい思いをされたことに心が痛む思いだ」と述べています。直接的な言葉で謝罪はしなかったものの、〝心が痛む〟という表現で、韓国側の主張に譲歩したとも取れます。
髙山 尹錫悦大統領は北朝鮮の核ミサイルや、中国の軍備強化といった安全保障における日本との連携を重視し、謝罪要求をしなかったのだから、「心が痛む」とか余計なことを言う必要はなかったのに。
室谷 岸田首相の訪韓前は「朝鮮日報」を含む保守系紙も含めて、どんな言葉で謝罪をしてくるのかということに焦点を当てていました。それが第一の注目点と言っていたのです。「謝れ」と言っているのは、依然として日韓請求権協定を理解していない証拠です。ソウルでは一部の市民団体が岸田首相の訪韓前日に「反日ろうそく集会」を開き、抗議デモを行いました。
髙山 またろうそくか。文在寅(ムンジェイン)のときは、ろうそくデモで朴槿惠(パククネ)政権を退かせた。本当に韓国人はろうそくが好きだね(笑)。
室谷 李明博(イミョンバク)政権(2008年)のときも、米国産牛肉輸入再開反対・反李明博政権のためのろうそくデモが発生しています。(続きは本誌にて!)
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