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おがわ えいたろう
1967年生まれ。大阪大学文学部卒業、埼玉大学大学院修了。第18回正論新風賞を受賞。『小林秀雄の後の二十一章』『約束の日──安倍晋三試論』(ともに幻冬舎)、『平成記』(青林堂)など著書多数。近著に『作家の値うち』(飛鳥新社)。社団法人日本平和学研究所理事長。
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あびる るい 
1966年生まれ、福岡県出身。早稲田大学政治経済学部卒業。90年、産経新聞社入社。仙台総局、文化部、社会部を経て、98年から政治部。首相官邸、自由党、防衛庁(現防衛省)、自民党、外務省などを担当し、第一次安倍内閣、鳩山内閣、菅内閣、第二次以降の安倍内閣で首相官邸キャップを務める。『総理の誕生』(文藝春秋)、『安倍晋三の闘い』(ワック)など著書多数。

岸田政権の統治能力は

阿比留 岸田政権のグダグダぶりが気になります。官邸と高木毅国会対策委員長との意思疎通も悪く、国会運営もままならない。首相が自ら決めているのか、木原誠二官房副長官が裁いているのか、事務方の官僚グループで決めているのか、司令塔がハッキリしない。取材する側も困っています。
小川 指揮系統がはっきりしないという声は私もかなり聞きますね。しかしまず最初に私の立場をはっきりさせておくと、私は7月8日、安倍晋三元首相が凶弾に倒れた直後から、非力ながら岸田政権を支えると心に決めました。あとで話題になると思いますが、河野太郎政権への流れを阻止し、安倍路線を継承してもらわねばならないと考えたからです。
 実際、安倍氏没後の岸田首相は、国葬決断、防衛費大幅増額、原発再稼働など、安倍政権や菅政権でもできなかった決断をしています。
 確かに阿比留さんの仰る通り、岸田政権は統治能力の点で迷走したり、マスコミの非難の合唱の中で判断がぶれるなどの不備はある。しかしだからこそ時には苦言を呈しつつ、政権運営を円滑にさせるため、できる限りサポートしたいと考えています。安倍氏も生前、岸田首相のことを信頼し、「言えばやるからね」と言っていました。
阿比留 「岸田さんは誠実な人だ」「宏池会的なリベラルではなく、親中派でもない」とも。
小川 ええ。しかし実はね、安倍氏存命中の岸田首相については、安倍氏の考え方と逆張りの発言をわざわざしたり、無為無策だったりで、失望させられることだらけでした。
 だから安倍氏が亡くなる前までは、安倍氏が岸田首相に好感を抱いていることに共感を覚えたことはありません。
 しかし、安倍氏が亡くなったら、日本の安全保障の壁は安倍晋三から岸田文雄に瞬時に移るんです。私は安倍氏の亡くなったその日に岸田首相に電話し、「外交・安保・金融だけは安倍路線から外れないでください。日本の終わりの始まりになってしまいます」と申し上げた。首相は「そのつもりである」との事で、その後、この点は何度も話しましたが、岸田首相は同様の発言をしている。
阿比留 言葉だけで終わらないといいですが。(続きは本誌にて!)
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『WiLL』2022年12月号(10月26日発売!)
◎『WiLL』2022年12月号目次
こんな人たちに負けられない!
決められない岸田総理に質問権を行使! 櫻井よしこ/防衛費増額、外国人の土地買い……加藤康子元内閣参与が岸田政権の参謀に迫る! 木原誠二・加藤康子/中国に大阪の土地が爆買いされている 添田詩織/総理、官僚には聞く耳不要です 小川榮太郎・阿比留瑠比/岸田政権秘挽回策―高市早苗命がけの告発を聞け 平井宏治/玉川徹ワイドショー・朝日に葬式を! 門田隆将・岩田 温/氷川政話 菅弔辞 空井北大教授の〝空々しいイチャモン〟 氷川貴之/安倍晋三の遺言 日本に核攻撃! でも「米国は撃たないね」 江崎道朗・平井文夫/「戦後」を終わらせた安倍晋三 坂元一哉/『インド太平洋戦略』日本を世界史の舞台に引き上げた外交政策 墓田 桂/オーストラリア アボット元首相に聞く 安倍さんは世界的重要人物 山岡鉄秀/疑惑の凶弾 二発は空砲だった 高田 純/台湾になぜ安倍総理の銅像か 張 吉雄
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