安積明子：公明党議員事務所にガサ入れ！～検察の本当の狙いは？
via yahoo! ニュース
いやあ、驚きましたね。8月4日午前に衆議院厚生労働委員会のライブ配信を見ていたら、知り合いの秘書さんから「議員会館でガサ入れやっている」と一報。公明党の議員の事務所だという話じゃないですか。
そこで近くの事務所の秘書さんに電話で聞いてみると、「朝から衛視さんが規制線を貼っている」とのこと。おそらくはかなりの数の記者さんたちが狭い廊下に集まっているのでしょうが、このご時世下ですのでそのお仲間になることは諦め、とりあえず電話をかけまくりましたよ、公明党と共産党の関係者に。
なぜ共産党なのかというと、共産党は公明党と対極のポジションにいるからです。そういう関係であるほど、普段から情報収集をやっていますからね。
その時に聞いた名前が“テクノシステム”という会社名でした。どこかで聞いたなあ…。あっ、最近読んだ「月刊タイムス」に掲載されていた記事だ！
実は私も政界記事を寄稿しているので、掲載誌が自宅に送られていたのです。8月号の中で一番面白いと思ったのがライターの山岡俊介さんの「破綻した詐欺会社の循環取引」という記事で、“テクノシステム”の背景にあった“アマナスグループ”について書いてあったのですが、今回のガサ入れのターゲットのひとりがこの会社の経営者だったからです。
さっそく“テクノシステム”という会社名をググってみると、けっこう多くの自民党議員の名前が出てきました。さらに山岡さんの記事によると、“アマナス”をたどれば山口県まで行きつくとか。あらまあ、“ど真ん中”じゃありませんか！
そこで近くの事務所の秘書さんに電話で聞いてみると、「朝から衛視さんが規制線を貼っている」とのこと。おそらくはかなりの数の記者さんたちが狭い廊下に集まっているのでしょうが、このご時世下ですのでそのお仲間になることは諦め、とりあえず電話をかけまくりましたよ、公明党と共産党の関係者に。
なぜ共産党なのかというと、共産党は公明党と対極のポジションにいるからです。そういう関係であるほど、普段から情報収集をやっていますからね。
その時に聞いた名前が“テクノシステム”という会社名でした。どこかで聞いたなあ…。あっ、最近読んだ「月刊タイムス」に掲載されていた記事だ！
実は私も政界記事を寄稿しているので、掲載誌が自宅に送られていたのです。8月号の中で一番面白いと思ったのがライターの山岡俊介さんの「破綻した詐欺会社の循環取引」という記事で、“テクノシステム”の背景にあった“アマナスグループ”について書いてあったのですが、今回のガサ入れのターゲットのひとりがこの会社の経営者だったからです。
さっそく“テクノシステム”という会社名をググってみると、けっこう多くの自民党議員の名前が出てきました。さらに山岡さんの記事によると、“アマナス”をたどれば山口県まで行きつくとか。あらまあ、“ど真ん中”じゃありませんか！
安積明子：公明党議員事務所にガサ入れ！～検察の本当の狙いは？
同じく事務所の捜索を受けた遠山清彦氏
via twitter
なお議員会館内でのガサ入れと同日に、公明党の衆議院議員だった遠山清彦氏の都内の事務所と自宅もガサ入れされたそうです。遠山氏は今年1月、緊急事態宣言中に銀座の高級クラブで深夜に飲食していたことが週刊誌にすっぱ抜かれ、2月に議員辞職しました。同じ頃、銀座の高級クラブで飲食していた自民党議員3名は辞職せずに離党に留まったため、遠山氏の辞職は「潔い」との評価が多かったのを覚えています。
その一方で「証拠となる写真が撮られているわけでもないのに、辞職が早すぎる」と訝しる声もあったのです。そういえばこの時、「遠山氏が誰と会っていたのか」が話題になっていましたね。2月に創価学会本部を定年退職した佐藤浩副会長の名前も挙がっていました。菅政権や日本維新の会に近い人物として知られた人物です。
しかし今では「テクノシステム上層部と会っていたのではないか」などと言われています。ちなみに遠山氏は議員辞職の後、コンサルティング会社を設立。半年ほどしかたちませんが、「議員時代よりはるかに儲けているらしい」との噂ですから、やり手なんでしょうね。でもついこの間、議員会館内のタリーズで人と300円ほどのコーヒーを飲んでいるのを目撃しましたけど。
ということでこれを執筆している8月7日未明では、まだ関係者の誰ひとりとして逮捕されたという報道を聞きませんが、検察がガサ入れしたのに逮捕者がいないとはこれまで聞いたことがありません。その一方で、「検察が狙っているのはかなりの大物」という噂も聞こえてきますので、ちょっとワクワク。
現在の検察のトップは安倍政権で冷や飯を食わされた林真琴検事総長ですから、安倍政権を継いだ菅政権に対してどんなリベンジが準備されているのやら。それまで詳しい相関図でも作っておこうと思います。
その一方で「証拠となる写真が撮られているわけでもないのに、辞職が早すぎる」と訝しる声もあったのです。そういえばこの時、「遠山氏が誰と会っていたのか」が話題になっていましたね。2月に創価学会本部を定年退職した佐藤浩副会長の名前も挙がっていました。菅政権や日本維新の会に近い人物として知られた人物です。
しかし今では「テクノシステム上層部と会っていたのではないか」などと言われています。ちなみに遠山氏は議員辞職の後、コンサルティング会社を設立。半年ほどしかたちませんが、「議員時代よりはるかに儲けているらしい」との噂ですから、やり手なんでしょうね。でもついこの間、議員会館内のタリーズで人と300円ほどのコーヒーを飲んでいるのを目撃しましたけど。
ということでこれを執筆している8月7日未明では、まだ関係者の誰ひとりとして逮捕されたという報道を聞きませんが、検察がガサ入れしたのに逮捕者がいないとはこれまで聞いたことがありません。その一方で、「検察が狙っているのはかなりの大物」という噂も聞こえてきますので、ちょっとワクワク。
現在の検察のトップは安倍政権で冷や飯を食わされた林真琴検事総長ですから、安倍政権を継いだ菅政権に対してどんなリベンジが準備されているのやら。それまで詳しい相関図でも作っておこうと思います。
安積 明子（あづみ あきこ）：ジャーナリスト
兵庫県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。
1994年、国会議員政策担当秘書資格試験合格。参議院議員の政策担当秘書として勤務の後、執筆活動を開始。夕刊フジ、Yahoo!ニュースなど多くの媒体で精力的に記事を執筆している。
兵庫県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。
1994年、国会議員政策担当秘書資格試験合格。参議院議員の政策担当秘書として勤務の後、執筆活動を開始。夕刊フジ、Yahoo!ニュースなど多くの媒体で精力的に記事を執筆している。
