「米中激突」の地政学 コロナが覇権争いを加速する

「米中激突」の地政学 コロナが覇権争いを加速する

本書の内容

 米中の外交的、経済的、軍事的対立はもはや避けられない状況に至った。2020年11月の米国大統領選挙を控え、台湾、南シナ海、尖閣諸島などで軍事的緊張は高まっている。

 歴史上、覇権国とナンバーツーの強国は、戦争に発展するケースが多い。トランプ政権誕生後、米中二大国家の対立が顕在化。さらに武漢発新型コロナウイルスの大流行と「香港国家安全法」で衝突は加速した。

 世界史、地政学、イデオロギーの視点から米中激突の必然と行方を大胆予測!
「シーパワーvsランドパワー」「キリスト教vs中国五大思想」など、米中170年の外交史を振り返りながら、対立の宿命を明示し、さらに覇権国家の狭間で漂うナンバースリー国家・日本が 進むべき道を提示する!

 前作『東アジアの地政学』(悟空出版)同様、日下充典氏のデザインが凄い! カバー表1、表4はもちろん表紙、目次に至るまで、この迫力を楽しんでください。

【項目】
□疫病と覇権国の交代/ローズヴェルト「隔離演説」/ペンス演説と新冷戦〝/日英タッグ〞に負け戦なし…
□中国五大思想の本質/孟子「性善説」と荀子「性悪説」/戦争のプロ・墨子のリアリズム/ウィットフォーゲルの共産主義批判…
□「マニフェスト・デスティニー」で領土拡張を正当化/ネオコンはトロツキスト/シーパワー「経験論」vsランドパワー「観念論」…
□「中国人排斥法」と「排日移民法」/キッシンジャーの忍者外交/共産党の権力闘争七十年史/米国の親中トライアングル…
□江戸時代の感染症対策/中国の宣伝力に要注意/国際機関の「公正中立」信仰を捨てよ…
≪著者について≫
茂木 誠(もぎ・まこと)
歴史系YouTuber、著述家、予備校講師。駿台予備学校、ネット配信のN予備校で世界史を担当し、iPadを駆使した独自の視覚的授業が好評。世界史の受験参考書のほか一般向けの著書に、『経済は世界史から学べ! 』(ダイヤモンド社)、『世界史を動かした思想家たちの格闘』(大和書房)、『世界史で学べ! 地政学』(祥伝社)、『ニュースの〝なぜ?〟は世界史に学べ』シリーズ(SB新書)、『超日本史』(KADOKAWA)、『日本人が知るべき東アジアの地政学』(悟空出版)、『「戦争と平和」の世界史』(TAC)など。YouTubeもぎせかチャンネルで時事問題について発信中。

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