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ひゃくた なおき
1956年生まれ、大阪市出身。放送作家、小説家。テレビ番組『探偵! ナイトスクープ』のチーフライターを25年以上務めるほか、人気テレビ番組のライターや構成を担当。2006年、『永遠の0』(太田出版)で小説家デビュー。13年、『海賊とよばれた男』(講談社)で本屋大賞受賞。安倍晋三首相との共著『日本よ、咲き誇れ』(ワック)など著書多数。
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かどた りゅうしょう
1958年、高知県生まれ。作家、ジャーナリスト。中央大学法学部卒業。『週刊新潮』元デスク。『この命、義に捧ぐ─台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社、のちに角川文庫)で第19回山本七平賞受賞。『死の淵を見た男─吉田昌郎と福島第一原発』(角川文庫)、『オウム死刑囚 魂の遍歴─井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり』(PHP研究所)、『なぜ君は絶望と闘えたのか─本村洋の3300日』(新潮文庫)、『新・階級闘争論─暴走するメディア・SNS─』(ワック)などベストセラー多数。

「日中友好」という幻想

百田 日本が中国と国交を結んだのが、50前の1972年。ちょうど半世紀に当たる今年、マスコミや政界・財界が必死に「日中友好」ムードをつくり上げようとしています。でも、「日中友好」など真っ赤なウソです。排他的経済水域(EEZ)に弾道ミサイルを5発も撃ち込まれて、どこが「友好」なのか。
門田 日中共同声明が調印された9月29日に合わせて、日中友好団体が都内で記念行事を開きます。岸田総理や林芳正外相も出席を検討しているとのこと。その先に見えてくるのは日中首脳会談です。
百田 際限なき軍事拡張、ウイグルや香港における人権弾圧、そしてウクライナ侵攻に踏み切ったロシアへの協力……。中国の異常性を目の当たりにした西側諸国は、徐々に距離を置き始めています。にもかかわらず、日本だけが呑気に「日中友好」などと言っている。
門田 中国は現在、厳しい状況に追い込まれています。外交では米国との関係が悪化している。内政は「ゼロコロナ」などの失政により経済の落ち込みが酷い。政治状況は1989年の天安門事件後の中国と似ている。3期目に向かう習近平にとって、唯一の頼みの綱(つな)は日本。日中首脳会談が実現すれば、バイデン大統領や欧州首脳も対話に応じてくれるかもしれない。外交成果をアピールすれば、自らの求心力を取り戻すことができる──。習近平の下心はミエミエ。日中首脳会談は中国を利するだけで、日本側のメリットはゼロです。(続きは本誌にて!)
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『WiLL』2022年11月特集号(9月26日発売!)
◎『WiLL』2022年11月特集号目次
百田尚樹・門田隆将 本当は怖い中国を説いた安倍晋三―そして世界が動いた!―/石 平・野嶋 剛 台湾の危機は日本の危機 台湾人に愛国心を育ててしまった習近平 
安倍晋三元総理国葬儀大特集 
阿比留瑠比 国葬・旧統一教会 アベガーの俗論を徹底粉砕!/佐藤 優 旧統一教会問題 統一教会敵視キャンペーン―背後に共産党/島田裕巳 旧統一教会問題 そもそも何をやったのか―過信された影響力/岩田 温/白川 司 国葬ハンタイ! 辻元・蓮舫はジョージア大使の爪のアカでも煎じて飲め!/加地伸行 安倍元総理こそ国葬にふさわしい/髙山正之 朝日が生み育てた安倍晋三への〝殺意〟
安倍晋三ちょっといい話 さすが・ホロリ30話
ナザレンコ・アンドリー/山谷えり子/阿比留瑠比/呉 善花/篠田英朗/佐藤正久/岩田 温/和田政宗/西田昌司/将口泰浩/上念 司/ケント・ギルバート/小林ゆみ/橋本琴絵/高原あきこ/渡部玄一/白川 司/髙橋洋一/玉木雄一郎/福本ヒデ/竹田恒泰/城内 実/西岡 力/長尾たかし/加藤康子/和田秀樹/島田洋一/小野寺まさる/小川榮太郎/安倍元総理デジタル献花プロジェクト事務局(掲載順)
白川 司 国際政治・経済・外交 世界の専門家が絶賛した安倍政治

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