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きしだ ふみお
1957年生まれ。早稲田大学卒業後、日本長期信用銀行入社。議員秘書を経て93年に衆議院議員初当選。以来、連続九期選挙区当選。自民党青年局長、経理局長を経て、2001年に小泉内閣で文部科学副大臣。衆議院厚生労働委員会委員長を経て、07年に第1次安倍改造内閣で内閣府特命担当大臣として初入閣。12年に宏池会会長に就任。12年、第2次安倍内閣で外務大臣に就任し、専任の大臣としては戦後最長の4年7カ月にわたって務める。17年8月から20年9月まで、自民党政務調査会長を務める。21年10月、内閣総理大臣就任。
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さくらい よしこ
ベトナム生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒業後、「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局勤務。日本テレビニュースキャスター等を経て、現在はフリージャーナリストとして活躍。国家基本問題研究所理事長。『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』(中央公論社)で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。『日本の危機』(新潮社)など一連の言論活動で菊池寛賞受賞。第26回正論大賞受賞。

「国のかたち」が見えない

櫻井 ご多忙のなか、お時間をいただきありがとうございます。厳しいことも申し上げるでしょうが、あらかじめご了承ください(笑)。
岸田 望むところです。そのつもりで対談をお引き受けしました(笑)。
櫻井 早速ですが、内閣支持率の下落が続いています。読売新聞の世論調査(11月4~6日)では36%に落ちました。
 他方、個々の政策への評価は低くありません。新型コロナをめぐる対応は54%が「評価する」と回答。旧統一教会問題への対応は67%、物価上昇を受けて打ち出した総合経済対策は62%が評価しています。
 にもかかわらず、内閣支持率は36%にとどまっている。支持率下落の原因を安倍元総理の国葬儀や旧統一教会問題に求める見方もありますが、もっと根本的な問題があるのではないでしょうか。岸田総理ご自身が何を考えているのか──。それが国民に伝わっていないのです。総理が目指す「国のかたち」が見えてきません。
 安倍元総理は極めて前向きな、そして日本の歴史に根差した国家観を背景に、経済においては「アベノミクス」、外交・安全保障でも明確なビジョンを示し続けました。それが若者をはじめ多くの人々の支持獲得につながり、安定した長期政権を築くことができた。ところが今、安倍政権を応援していた人たちの心が、自民党から徐々に離れているという分析もあります。
岸田 私自身としては、この一年で達成したことへの自負、今後やりたいことへの熱意があります。とはいえ、国民の皆さんに私の思いが伝わっていないとすれば、謙虚に受け止めたい。国民の信頼なくして、政治は機能しません。
櫻井 謙虚さは大事ですが、力強くメッセージを発することもそれ以上に重要です。総理のアピールポイントである「聞く力」が、優柔不断と捉(とら)えられ始めています。すべての意見に耳を傾けていては、決断が遅れてしまう。リーダーには「聞く力」に加えて、「決断力」「実行力」が求められるのです。(続きは本誌にて!)
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『WiLL』2023年1月号(11月25日発売!)
◎『WiLL』2023年1月号目次
櫻井よしこ氏が岸田総理を叱咤・激励! 岸田文雄・櫻井よしこ/直撃第二弾! 加藤康子元内閣参与が岸田首相の知恵袋に迫る! 木原誠二¥加藤康子/財務省案を潰した岸田→萩生田の「直通電話」 阿比留瑠比
座談会 第一部 熱闘! 虎ノ門ニュース始末記 第二部 悪党国家・中国が本気で備える台湾侵攻 井沢元彦・百田尚樹・石 平
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女子トイレ利用を公認するのか? 女子スポーツは崩壊? ――トランス女性とは 弁護士 滝本太郎
※滝本太郎氏の記事につき、表紙に記載されているタイトル・目次は同氏の了解を得ておらず、
また適切なものではありませんでした。ここに各位に陳謝しつつ、上記の通り変更いたします。
2022年11月28日

LGBT狂騒曲 常識をとり戻せ 小林ゆみ・saya・竹内久美子・橋本琴絵

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