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いわた あつし
1983年生まれ。日本学術機構代表理事。早稲田大学政治経済学部政治学科在学中に『日本人の歴史哲学』(展転社)を出版。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。著書に『平和の敵 偽りの立憲主義』(並木書房)、『「リベラル」という病 奇怪すぎる日本型反知性主義』 (彩図社)などがある。
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いいやま あかり
1976年、東京都生まれ。イスラム思想研究者。アラビア語通訳。上智大学文学部史学科卒。東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻イスラム学専門分野単位取得退学。博士(東京大学)。現在はメディア向けに中東情勢やイスラムに関係する世界情勢のモニタリング、リサーチなどを請け負いつつ、調査・研究を続けている。著書に『イスラム教の論理』(新潮新書)、『イスラム教再考』(扶桑社新書)などがある。

「暗殺が成功してよかった」

岩田 法政大学教授の島田雅彦が大炎上しました。安倍元総理の死を念頭に、ネット番組でこう発言したのです。
「今まで何ら一矢報いることができなかったリベラル市民として言えば、暗殺が成功してよかった」
飯山 自分たちがいくら安倍政権を批判しても、自民党は選挙で勝ち続けた。その悔しさを晴らすために、暴力すら肯定する。リベラリズムから最もかけ離れた考え方です。
岩田 島田の発言が報じられると、法政大学には抗議が殺到。島田は釈明ツイートを投稿しました。
「殺人を容認する意図は全くありませんが、そのように誤解される恐れは充分にあった」
「暗殺が成功してよかった」と言っておきながら、「殺人を容認する意図はない」は無理がある。誤解する余地もないほど、簡潔かつ明確にテロを肯定しています。
飯山 島田はこうもツイート。
「大学の講義で殺人やテロリズムを容認するような発言をした事実は一切ないこと、言論に対する暴力的封殺であるテロリズムにも、先制攻撃や敵基地攻撃など専守防衛を逸脱する国家的暴力行為にも反対であることを明言します」
 授業で学生たちに「テロは素晴らしい!」と教えていたら大問題ですよ(笑)。謝罪文に「敵基地攻撃」「専守防衛」などと政治的主張を入れ込む必要もない。まったく反省の色がみえません。(続きは本誌にて!)
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『WiLL』2023年7月号(5月26日発売!)

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