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【安積明子】小室さん、「解決金」=「借金の踏み倒し」だったのでは?

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 日本時間4月17日未明に、日米首脳会談が行われました。午前6時から共同記者会見が行開かれたのですが、菅義偉首相が期待する東京オリンピック・パラリンピックに対して、バイデン大統領は「出席する」とは言いませんでした。ただ共同文書で「努力を支持する」と記されたのみでした。要するにリップサービスのみということです。 

 5月にIOCのバッハ会長が来日するようですが、もしかしてオリパラは中止でしょうか。だってアメリカが積極的に関与しないオリパラでは、彼らの懐はうるおいませんから。 

 もしそうなら、東京都民および国民は、ムダ金をどれだけ遣わされたのでしょうか。いや、オリパラのような祭典が無意味だとは言いません。しかし中止の危機が明らかならば、さっさと見限って少しでも負担を少なくするというのが政治家の責任です。
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バイデン大統領との首脳会談に臨む菅総理
 危機意識といえば、秋篠宮家の長女・眞子内親王と小室圭さんの結婚問題がますます泥沼化していますね。小室さんは4月8日にあのムダに長いだけの「言い訳文書」を公表し、「解決金を払えば、私と母は借金を踏み倒したことになる。これは許せない。元婚約者が贈与と言った証拠はあるんだぞ!」と主張しましたが、わずか4日後に代理人である弁護士が「解決金を払う」と発表。疑問に思っていたら、週刊文春が4月15日に反証の音声を出しましたね。元婚約者が明確に贈与であることを否定しています。 

 これはまあ当然でしょう。だって小室さんが「言い訳文書」で公開したやりとりは、元婚約者の「贈与」の意思を証明するにははなはだ中途半端なものでしたから。あのやりとりをどう読んでも元婚約者は、「資金を渡したのは結婚するという前提があってこそ」と言っているとしか解せません。しかも元婚約者は小室さんの母・佳代さんから無心するメールの画面をすでに公表しています。 

 それにしてもあの「言い訳文書」で国民の理解を得られるとでも思っていたのでしょうか。文書では「一人でも理解者がいれば」と記され、その後で同じセリフを眞子内親王が表明していましたが、国民の多くから大ブーイングが起きる中、宮内庁長官だけは「理解できた」と絶賛。なるほど、一人の理解者が現出したわけですね。“やらせ”臭がプンプンしますけど。 

 小室さんがいきなり「解決金を払う」と言ったのは、週刊文春が音声を公開することを知り、「まずい」と思ったからではないですか。小室さんは「言い訳文書」では「解決金を払えば借金を踏み倒したことになる」と述べていましたが、解決金を払うという意思表示をした以上は「借金を踏み倒した」という事実を認めたということでしょうか。さらに「解決金」の原資はどこですか。国民がいま一番知りたいのはここではないでしょうか。

 いずれにしろ、国難はコロナ禍だけではないということでしょう。コロナに怯え、職を失い、生活に喘いでいる人がいる一方で、無駄に大金が遣われるこの国は、どこか狂っているとしか思えません。
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安積 明子(あづみ あきこ):ジャーナリスト
兵庫県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。
1994年、国会議員政策担当秘書資格試験合格。参議院議員の政策担当秘書として勤務の後、執筆活動を開始。夕刊フジ、Yahoo!ニュースなど多くの媒体で精力的に記事を執筆している。

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