ライスフェルド・真実:ドイツで正当化される「慰安婦像」...

ライスフェルド・真実:ドイツで正当化される「慰安婦像」恒久設置

無知につけ込み「慰安婦」=性奴隷を拡大する

慰安婦像の「恒久」設置

 2021年4月16日、「エルベ川のフィレンツェ」と呼ばれた風光明媚なドレスデン市の州立民族博物館において特別展『無言 大きな声の沈黙』が開催され、慰安婦像や関連の「芸術作品」が展示された(8月1日まで)。嫌味にも「日本宮殿」という由緒ある建物で設置された慰安婦像は、「まだ決定ではないが」(博物館関係者)、設置の延長の話が出ているそうである。

 昨年9月にはベルリンの公有地に慰安婦像が立ち、地区の左翼党や緑の党の「親慰安婦像派」は、「申請者(韓国協会)と話し合い、『平和像』を恒久的に設置するための策を講じるべき」と市に要請し、2021年5月10日までの回答を要求している。

 「恒久的設置の理由」として、外務省のリンク先付で、「日本国が1993年に自ら要請した歴史研究に基づいた『河野談話』」が明記されているからだと言う。

 ジャーナリストの大高未貴氏が言及するように、「諸悪の根源である河野談話」が如何に国際社会で害悪を振りまいているかを示す典型例だ。櫻井よしこ氏や西岡力氏らが、植村隆氏の裁判に最高裁で勝利し、ハーバード大学のラムザイヤー教授が学術論文で「慰安婦は売春婦である」と明確に示したことで、「日本軍による慰安婦強制連行性奴隷説」が虚偽であることが、日本では徐々に認識されている。だが、これらの成果は、ドイツを含む国際社会レベルでは、発揮されておらず、海外では「慰安婦問題」が独り歩きしている感が否めない。

 ユーチューブにアップされた4月15日の展示会の記者会見では、ザクセン州立博物の総括代表、マリオン・アッカーマン氏、ドレスデン州立民族学博物館所長のレオンティーネ・マイヤー=ファン・メンシュ館長、「日本宮殿」の学芸員であるバーバラ・ヘファー氏に続き、最後に韓国協会会長のナタリー・ハンジョンファ氏が話をした。この時、ハンジョンファ氏は「ベルリン慰安婦美術館」館長と紹介されている。
ライスフェルド・真実:ドイツで正当化される「慰安婦像」...

ライスフェルド・真実:ドイツで正当化される「慰安婦像」恒久設置

どれだけの国益を損なったのか―

ベルリン「慰安婦美術館」の内容

 2019年9月12日に開設された「欧州で唯一慰安婦のテーマを扱う」ベルリン慰安婦美術館は、韓国協会によって運営されている。美術館のオープンと同時に、国際機関、NGOなどに所属する個々人からなる韓国協会の傘下の「慰安婦ワーキンググループ」(Trostfrauen AG)は「ナヌムの家」の協力を得て、「『慰安婦』性暴力への共闘『MuEon DaEon』」(韓国語で「無言・多言」)の常設展示を開催してもいる。内容からして、慰安婦美術館の展示コンセプトはドレスデンの特別展の前身と見ていいだろう。

 《慰安婦美術館では、「女性に対する人権侵害に関する資料と克服」をテーマに、「性暴力の継続性がグローバルに繰り返される形態の暴力」を問題視し、「第二次世界大戦中の日本軍による性奴隷」の他、「ナチス政権のドイツ国防軍と強制収容所の売春宿、および連合軍兵士によるドイツ人女性のレイプ」などに関する資料が見ることができるようである。展示には、正義連、韓国のメソジスト教会系女性団体の「Sunlit Sisters, Center」「メディカ モンディアレ」「ヤジディ教徒女性評議会」などの協力も得ているという》(韓国協会サイトより)

 「メディカ モンディアレ」は本部をケルン市に置く非営利団体で、ウィキペディア(ドイツ語版)によれば「戦時に性暴力にあった女性と女児たちを支援するプロジェクトを世界規模で助成し」、「戦争や危機にさらされた地域における被害者女性・女児たちの状況に関する政治教育活動を実施」しているという。同団体は1993年に婦人科医師のモニカ・ハウザーが設立した。ヤジディ教は、イラク北部などに住むクルド人の一部が信仰している民族宗教で、この教徒の女性たちが「ISISの性奴隷にされた」ことが明らかになっている(ニューズウィーク電子版/2018年10月13日)。
 ドレスデンの特別展では、「有名な平和像」(慰安婦像)が庭園に一体、プラスチック製のものが屋内に展示されている。この「移動式」と呼ばれたプラスチック像は、車いすにのせられ、活動家たちと「一緒に街を散策」(デモ)したものである。フィリピンの慰安婦、レメディオス・ピリアス・ローラー氏(1928~2004年) は、「私の戦争体験」を掛け軸に刺繍し、「日本軍が女性や子どもたちを切り刺し、集団強姦する残忍な場面」を描いた。彼女が慰安婦だった証拠や証言は「これ以外には何もないが、これを見れば彼女がどんな体験をしたかはわかる」(ハンジョンファ氏)ということである。

 2003年から3年間ほど「ナヌムの家」で働いた経験を持つ日本人写真家の矢嶋宰氏の「慰安婦のトラウマを表現した」の写真(プロジェクト名「FaceToFace」)も展示されている。氏は、早稲田大学の歴史学の学生だった時「アジアの友人たちを通じ、慰安婦被害者問題などの日本の戦争犯罪に関心を深めた」人物で、現在は、広州市の「ナヌムの家」の国際室長を務めている(ハンギョレ新聞電子版2020年9月12日)。彼は一時期ドイツでも活動していたことがあり、反原発運動などにも参加していたいわくつきの人物だ。

 特別展では「トラウマ」は重要なキーワードになっており、狙いは「言葉で表せないトラウマ」を芸術によっていかに表現できるか、という挑戦にあるという。ハンジョンファ氏によると、「無言・多言」は彼らによる造語だそうだが、「何も言わないことで多くを語る」というのが、ドレスデン博物館側に痛く感銘を与えたようである。

 これまでハンブルクのプロテスタント教会、ボンの女性美術館、フランクフルトのゲーテ大学などで行われていた展示は、韓国協会が「風景・世界文化協会」というドイツの韓国系団体との協働で行ってきたのだが、今回は「たなぼた」だったようである。ハンジョンファ氏は記者会見で、慰安婦像がドレスデンでの特別展に至った経緯に関し「見つけてもらった」と語っている。wowKoreaは、像は正義連が寄贈したもので、「今回、平和の少女像展示のためにかかったすべての製作費と運送費を後援した」と伝えている(電子版2021年4月15日)。これは、博物館側としてもありがたい話だ。
ライスフェルド・真実:ドイツで正当化される「慰安婦像」...

ライスフェルド・真実:ドイツで正当化される「慰安婦像」恒久設置

風光明媚なドレスデン旧市街

善意の人の「無知」につけ込む戦略

「風景・世界文化協会」は、2017年に設立され、「芸術・文化の振興」「男女同権」のほか、「国際関係における態度の促進」「民族間理解についての考え方と文化全般についての寛容」を目的に活動している団体である。要は、「国際社会における日本政府の慰安婦問題に対する態度を変えさせる」ということか。団体のサイトには、世界中の慰安婦関連の「芸術作品」やこれまでの関連イベントについての情報が詳細に網羅されている。ちなみに、会長のEun Hi Yi氏によると、「一緒に活動してくれる日本人を常時探している」そうである。

 韓国長老派教会でエキュメニズム(世界教会主義)関連の事務局長のソウル在住、ドイツ生まれのSung kook Park氏は、ハンブルク大学で発表した博士論文「韓国の教会の使命としての仲直り」(2006年10月16日「Versöhnung als Aufgabe der Kirche in Südkorea」)で、「対話」による対立から「仲直り」への一例として、韓神大学校時代の日本人学生の訪問について次のように記述している。

 氏は、「日本の植民地政策や過去の所業について無知」な日本の学生に、「レイプされた慰安婦」「人体実験された韓国、中国、その他のアジア諸国の兵士や民間人」「日韓の教科書問題」による「彼らの祖父母がおった痛みと傷」について語った。

「学校の歴史の授業でも、世論でも、家庭でもこのようなことを聞いたことがなかった」日本人学生たちは「真剣に耳を傾け、深く影響を受けた」。「無知が解消された後」、日本人学生は「韓国人と同じ意見」になった。
ライスフェルド・真実:ドイツで正当化される「慰安婦像」...

ライスフェルド・真実:ドイツで正当化される「慰安婦像」恒久設置

様々な手段で「慰安婦」を浸透させようとする勢力が―
さらに「慰安婦に対するタブー視」に関する事例として、元ミス・韓国の女優の李成延氏が、2004年広島市で「従軍慰安婦」をテーマとしたヌード写真を撮影し、挺対協(現正義連)をはじめ韓国で強い抗議運動が起きた事件を取り上げ、「最近発生した韓日間の〝独島紛争〟」から、「国民が〝従軍慰安婦〟の問題を忘れてはならない」と思い、彼女はこのアクションを起こした、と説明した。慰安婦問題についての説明はこうだ。

 慰安所は「日本の兵士の戦闘意識を高めるため」に設けられ、軍の近くに「400もの慰安所」ができ、「占領先の女性を性奴隷」にした。「ほとんどの女性は韓国人」で、「13から19歳の女性が20万人強制連行された」。日本人学生は「驚きと共感の意を表した」そうである。この学生たちは、現在「反日日本人」になっているかもしれない。

 同様に在独日本人も、慰安婦問題について、ほとんど無知で、無関心だといっていいだろう。韓国人活動家はこういった無知につけ込み、「慰安婦の悲劇」についてのドラマツルギーを繰り広げる。話が劇的であればあるほど「初めて聞いた」人ほど鵜呑みにしがちだ。我々には最初に入った情報を信じ続ける傾向があるが、よって無知な人への工作はより容易なのであろう。その人が左翼、リベラル、フェミニズム的な「教義」の持ち主であれば、なおさらだ。

 左翼党の「異端」サラ・ワーゲンクネヒト氏は、自身の新書『独善:私の対抗プログラム-コミュニティの精神と連帯のために』(『Die Selbstgerechten: Mein Gegenprogramm - für Gemeinsinn und Zusammenhalt』2021年4月14日 ABOD Verlag)で、近年増殖する「耐えられない」ドイツ人の「リベラル的独善家」的性質を批判している。このようなタイプこそ、「慰安婦物語」のような話を聞かされると、「道徳化」のスイッチが入り、狂信的ともいえる独善を発揮し、「可哀想な『性奴隷慰安婦』を助けよう」とする。そして、知らず知らずのうちに「利用できる馬鹿」(Nützlicher Idiot「デュープス」のドイツ語訳)となっていくのである。

ファン・メンシュ館長の正体

 筆者が最も気になったのが、前述のマイヤー=ファン・メンシュ館長が「数年前にナヌムの家を訪れた」ことであった。彼女は「慰安婦問題をライフワークとする」前述の矢嶋氏に、「私たちの社会が抱える問題について取り上げてくれてありがとう」と感謝の意を表し、「私は20年以上美術館で働いているが、この家をみたときほど感銘を受けたことはない。慰安婦の歴史だけでなく、記憶を綴る作業が世代間で行われているのです。私は、この方たちと<一緒に活動したい>と思いました」と述べた。

 彼女は、前述のへーファー氏と今回の特別展のために行っていたリサーチで韓国協会を見つけ、ハンジョンファ氏と出会った、という。

 それではこのマイヤー=ファン・メンシュ氏とは、一体どんな人物なのだろうか?

 彼女は、1972年、オランダのヒルフェルスム生まれ。アムステルダム、エルサレム、ベルリンで、歴史とユダヤ研究を専攻し、フランクフルト・アンデアオーダー(旧東ドイツ)では、「欧州の文化遺産の保護」について研究。2017年から現職に就くまではベルリンのユダヤ美術館で館長を務めていた。

 また、同氏は、ユネスコの傘下機関である国際博物館会議(International Council of Museums 以下、ICOM)でキャリアを積んできた。2016年にはICOMのボードメンバーになっている。

 「博物館に関する世界で唯一かつ最大の非政府組織」は、1946年にパリに設立され、博物館と博物館専門家を代表する団体である。グローバルな規模で文化政策への提言を行い、国連では経済社会理事会の諮問資格を有するといった権威を持つ。「博物館の倫理に関する問題」も扱い「ICOM職業倫理規程(Code of Ethics)」を策定し、世界中の博物館が一定の基準を満たした活動を実現できるよう基本的指針」を示している、という(ICOM日本サイト)。
news.yahoo (6068)

マイヤー=ファン・メンシュ館長
via news.yahoo
 ICOMは、傘下に多数の専門委員会を抱えているが、その一つに「国際博物館会議 コレクション収集に関する国際委員会」(COMCOL)がある。マイヤー=ファン・メンシュ氏は、以前ここの委員長を務めていた。2015年のソウル大会では、キム・ソンギクという人物と大会議事録を作製している。COMCOLは、2015年の大会をソウルで開催しているが、氏がナヌムの家を訪れたのは、この時であった可能性が高い。

 フランクフルト歴史博物館の学芸員であるNINA GORGUSという女性のブログによると、2014年12月14日のスロベニアのツェリェで行われたCOMCOLの大会にマイヤー=ファン・メンシュ氏がゲスト参加していたという。GORGUS氏がこの大会で最も感銘を受けたのは、韓国人Inkyung Changmの「韓国 憤慨を生存と忍耐の完全性に変える―日本軍による性的奴隷制博物館」(Museums of Sexual Slavery by Japanese Military)についての講演だったと述べている。とすれば、マイヤー=ファン・メンシュ氏も、少なくとも2014年には、「慰安婦」について知見を得ていたことがわかる。

 ICOMには近年ある動きがある。2020年262号の「ミュージアム・アクチュエル」(ドイツ語)は、東京大会が行われた2019年以降、組織の方向性をめぐってICOM内で分断が起こっていることを伝えている。

 すなわち、「MDPP」(Museum Definition, Prospects and Potentials)と呼ばれた革新的なグループは、国際規定により美術館に、人権、グローバルな平等、社会的公正などにおいてより政治的な役割を与えるべきだ、と主張し、従来の美術館の定義を覆し、芸術を積極的に倫理的問題に介入させよう、という考え方をとる。一方で、「保守派」は「文化を政治化すべきではない」と反対。革新派には、マイヤー=ファン・メンシュ氏や前述のInkyung Chang氏がいる。

 COMCOLは世界経済フォーラムのように、「ヤングプロフェッショナル・プログラム」を持ち次世代のリーダーを育てている。美術品コレクティングにおける「持続可能性」の考慮など、COMCOLには「グレート・リセット」を意識したようなコンセプトが見られる。マイヤー=ファン・メンシュ氏がICOMの革新派「MDPP」と共に目指す「グローバル規模での芸術の規範化」、すなわち政治化のコンセプトは、まさに慰安婦問題活動家と同じような方向性を持っており、大変興味深いことである。

核心的な解決策=「河野談話」撤回しかない

 ベルリンの件などから、「日本政府からの働きかけが起こるだろうことは承知していた」のにも関わらず、ドレスデン州立博物館が、慰安婦像の設置に走ったのは一見、不可解だ。

 博物館側は「我々のプロジェクトの核心は、普遍的な問題の解決にあり、日本を攻撃したり貶めたりすることではない」と語っている。「矢嶋さんという日本人の作品もある」ことが、彼女たちにとっては「アリバイ」のようである。彼女たちは、「反日日本人」という存在を知らないのだろう。

 博物館側曰く、慰安婦の経験は、ナミビアでのヘレロ・ナマクア虐殺、アルメニア人虐殺、旧ユーゴスラビア戦争時の民族浄化下で起こったボシュニャク人女性の大量強姦等と同じ「性暴力」の一例にすぎない。特別展の意義は、世界中の女性の語られない「トラウマ」経験を芸術として表現することにある、と確信している。慰安婦像の展示は表現の自由の範囲内で、ましてや外交問題となる案件ではないのだから全く問題ない、という見解である。1997年に旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷によってジェノサイド認定を受けたセルビア軍の「フォチャの虐殺」のような事例と慰安婦問題が同等視されていることは、極めて由々しき問題と見なければいけないだろう。

 今回のドレスデンの件では、「戦略の変更」がうかがえる。慰安婦問題は人類の普遍的問題の一例だ、という位置づけを試みているところである。問題を一般化することで、「日韓の慰安婦問題論争」の事実を表向きはフェードアウトさせながらも、裏では韓国協会側の定説をこれまで通り広めるのである。
ライスフェルド・真実:ドイツで正当化される「慰安婦像」...

ライスフェルド・真実:ドイツで正当化される「慰安婦像」恒久設置

政府は「全体として河野談話を継承する」と表明
 記者会見では、たしかにいつもの「日本軍による20万人強制連行性奴隷説」の表現が一切なかった。ハンジョンファ氏は、会見の最後に「とても重要なこと」として、「女性たちは名前を伏せられて慰安婦として誘拐されました。私たちが話しているのは、慰安婦のことだけなんです」と強調した。これはうまい言い方だ、と思った。誰が誘拐したか、という主語を言わずに「女性は誘拐された」という受身形を使ったのだ。しかし、ひとたびドイツ語や英語で「慰安婦」と検索すれば、「日本軍による性奴隷20万人強制連行説」が山のようにヒットする、という仕組みはそのままなのである。

 ハンジョンファ氏は、「全ての芸術家と(被害者の)女性たちを展示会に招待し、勇気を与えたい。性暴力に対する無言を破り、存在空間を与える。これが私たちの仕事です。(今回の展示会の実現で)このような我々の活動の成果が実ったと思います」と満足そうな笑みを浮かべ、記者会見を締めくくった。

 博物館側によると、日本大使館関係者は話し合いを求めて、4月21日にドレスデンを訪問した、という。「償い金」は払った、何回も誠意の謝罪をしている、(破られた)日韓合意もある、と従来の説明を繰り返していたとしたら、またしても解決に近づかない形で終わるかもしれない。芸術で人のためになることをしている、と確信している人たちに、こういった説明は、議論のすれ違いをよぶだけだろう。

 これまでの慰安婦像展示に関わった美術館の女館長たちは「日本政府はいつも水面下で動き潔くない」とドイツ語の電子版の新聞などで批判している。いかに日本のイメージを損なわないよう、博物館側と交渉を進めるかは、以前にも増して困難になったと思う。なんと言っても、相手は「ポリコレ」を前面に打ち出してきているのである。

 韓国・国史教科書研究所所長のキム・ビョンホン氏は、大高氏のインタビューで、慰安婦問題の解決法の三要素は「河野談話」「クワラスマミ報告」「慰安婦被害者法」の三つを撤回させることだ、と述べた。外務省がこの核心的な解決策に本気で取り組まない限り、国際社会における慰安婦問題がなくなる日は訪れないように思われる。
ライスフェルド・真実(マサミ)
1970年、福島県生まれ。東洋大学短期大学文学科英文学専攻卒業。ゲオルク・アウグスト・ゲッティンゲン大学M.A.修了。専攻は社会学、社会政策(比較福祉国家論)、日本学(江戸文学)。在独25年。東日本大震災を機に国家とは何か、等についての思索を続ける。

関連する記事

関連するキーワード

投稿者

この記事へのコメント

コメントはまだありません

コメントを書く